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専門職人材の流動化が、社会課題の解決を加速する#1

インタビュー

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

「すべての人が、自分らしく幸せに働ける社会をつくる」

この想いを大切にしながら、医療・法律の2 つの領域において人材サービスを展開している 株式会社WILLCO 。

今回は、代表取締役の土屋佳大さんに、サービスに共通する価値観と、今後予想される転職市場の変化などを語っていただきました。

発想の転換で起業の道へ

株式会社WILLCOを立ち上げたきっかけを教えてください。

「もともと大学時代は心理カウンセラーになりたくて、臨床心理士の資格取得を目指していました。ですが、当時流行っていたSNSと心理学を絡めて卒論を書いたことがきっかけでインターネットに興味が出て、卒業後はWEBの制作会社に就職しました。ディレクターとして、クライアントのニーズを聞き、数百件におよぶ様々なサイトの制作を担当していました。2年半くらい経った頃、野望や野心というのでしょうか、今度は自分で予算を持ってビジネスをしてみたいという思いを持つようになり、その準備も兼ねて医療系の人材紹介会社に転職したのです。そこでは、既存のWEBサイトのリニューアルから始まり新規事業も含め、多くの挑戦をさせて貰いました。夜は独学でエンジニアの勉強も同時に行い、どの仕事も興味があったので情熱をもって取り組んでいました。すごく面白かったのですが、その一方で、ものすごくハードでもありました。そのうち、体力的にも精神的にもボロボロになってしまって自尊心もなくなり、転職するにも自信がなくなってしまってずっと悩んでいたのです。そんな時に、自分の中でもうこれ以上何も失うものもないのだから、自分で一から理想の組織をつくればいいという発想の転換が起こったのです。」

―発想の転換ですか。

「はい。私自身、仕事自体はすごく好きでしたので、クライアントのために仕事を精一杯やりきれば、生きてはいけるのではないかという自信がありました。何かをやりたいと思ったわけではなくて、やりたいことをやれる組織を作りたかった。そして、株式会社WILLCOを立ち上げました。WILLCOの意味は、意思や想いの意味である『Will』と、集合体や仲間という意味である『Company』をかけ合わせた造語です。」

―起業するうえで、大変だったことはありますか?

「思っていたよりもハードワークでしたね。最初に選んだビジネスが、前職でのノウハウもあったというのもあり、医療系のアルバイトの紹介サイトでした。営業から情報入力など、すべての作業をひとりで行わなければいけなかったので、すごく大変でした。」

―自分の理想を求めて起業したということですが、起業してから大切にしていることはありますか。

「そうですね。何をやりたいかではなくて、どういう組織を作りたいかというところからWILLCOは始まっています。一緒に働くメンバーが仕事をする上で成長でき、やりがいや自尊心が持て、自己実現につながる環境でビジネスができないのであれば、この会社をつくった意味はありません。今もそこにアイデンティティというか、こだわりを持っています。」

組織の成長には『発達心理学』の考え方が馴染む

―ちなみに、大学時代に心理学を学んでいたとのことですが、今のお仕事に役立っていることはありますか?

「正直、直接的に役立った、ということはあまりないですね(笑)。ただ、『発達心理学』の考え方は今も大切にしています。人間は成長する過程で必ず段階を踏みます。その段階ごとに乗り越えなければならない課題がある、という考え方なのですが、組織の成長にもその考え方がとてもリンクしていると思います。自由にアイデアを出してそれをやってみなさい、と言われてもいきなりは出来ないですよね。まずは言われたことをきちんとやれるようになることが最初の段階で、そこからだんだん自我が芽生えていく。組織にもそういう段階があると思っているのです。」

組織の成長にも『発達心理学』の考え方が応用できるということですね。

「そうですね。ちなみに、発達心理学の最初の課題は『信頼』なんですよ。赤ちゃんは最初何も出来ない状態なので、2歳くらいまでに『頼る』ということをまず教えてあげないといけないというのが発達心理学の考え方なのです。それは組織も同じで、第一段階に『心理的安全性』というのがあるべきだと思っています。」

アンフェアをフェアにしていくことの重要性

―WILLCOには「すべての人が、自分らしく幸せに働ける社会をつくる」という想いがありますが、サービスをする上で、この想いを実現するために具体的に心がけていることはありますか。

「人材会社のようなマッチングビジネスは、ミスマッチがあるから成り立つと思っています。そのミスマッチが発生する原因としては、やはり情報の非対称性があるからだと思うのです。それは裏を返せば、求職者にとってアンフェアな市場が現実としてあるということだと思います。採用者と求職者の中間に入ってマッチングをする我々が考えておかなければいけないのは、本来的には、採用者も求職者もフェアだということです。」

アンフェアな市場とはどういうことでしょうか。

「やはり一部では、まだ採用者のほうが強く、求職者が弱い立場にあることがあるのです。特に、士業の世界は、独立を視野に入れていることも多く、その点でアンフェアな状況が生まれやすい。我々がサポートをしながら雇用契約を結ぶことで、採用者側にも求職者側にもフェアな関係であることを認識してもらうこと、かつ、我々のサービスを通してフェアな環境を実現させていくことが大切だと思っています。」

 

―#2へ続く

専門職人材の流動化が、社会課題の解決を加速する#2

 

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