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特許庁がスタートアップを支援する意味#2

インタビュー

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特許庁がスタートアップを支援する意味#1

特許庁 企画調査課 ベンチャー支援班インタビュー後編です。

前編では、特許庁ベンチャー支援班の活動内容や、メンバーそれぞれの想いを語っていただきました。

『知財の専門家のキャリアパスを広げていく』

──スタートアップと関わっていて感じることはありますか?

小金井さん

「新しい製品・サービスをどんどん生み出していて、とてもやりがいがありそうだなと思います。スタートアップの皆さんに、必ずしも出願がゴールではなく、まずは事業推進の有効な手段の一つとして知財を捉えて頂けるよう、意識を根付かせる仕事をしたいと思います。」

関塚さん

「私もとにかく今は知財のことをもっと知ってもらえるように、まずはスタートアップの方に対して知財の普及、啓発、発信をしたいと思いますし、皆さんの声を汲み取って次の施策に活かすということを頑張りたいです!」

──ベンチャー支援班で、これから力を入れていきたいことを教えてください。

菊地さん

「大企業の知財部の方と話していると、スタートアップに興味を持っている方はいっぱいいるんです。スタートアップ側も、知財でやりたいことは多くあるけれど、自社で雇用するほどの仕事のボリュームはない。なので、その2者のマッチングが成り立てば面白いと考えています。」

 

進士さん

「究極的には知財の専門家がスタートアップの中で活動することを、当たり前の状態にしたいと思っています。今スタートアップを支援しているのは、事務所の弁理士の方がほとんどです。菊地の話の通り、たとえば、大企業の知財部での経験がある方が、副業やプロボノでスタートアップのサポートをするというケースがもっとあってもいいのかなと。支援の仕方にもっと多様性が生まれれば、それによって、知財の専門家にも多様なキャリアが生まれてくると思います。少ない事例でもいいので、多様な支援方法を後押しして行ければと思っています。」

 

菊地さん

「結局、知財の大事さを、事業を行う皆さんに知ってもらうことが一番大事で、そのために、私たちがもっと目立ってはじけてもいいかなと思っています。『また変なこと言ってるよ』と思われてもいいから、多くの方々に知財って大事だなと思ってもらえる活動を、いろいろ仕込んでいきたいですね。」

 

皆さん一人ひとりの、スタートアップ支援に対する熱い想いが感じられたインタビューでした。

特許庁がスタートアップを支援する意味#1



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